スピース、デイ、マキロイらは順当勝ち 松山英樹は初戦黒星
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◇世界ゴルフ選手権◇WGCデルマッチプレー 初日◇オースティンCC(テキサス州)◇7073yd(パー71)
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世界ゴルフ選手権シリーズ第3戦がマッチプレー形式で開幕。4選手ずつ16組に分かれての総当たりの予選ラウンド1回戦が行われた。
世界ランク1位のジョーダン・スピースは3&2でジェイミー・ドナルドソン(イングランド)、同2位のジェイソン・デイ(オーストラリア)は3&2でグレーム・マクドウェル(北アイルランド)を下し、順当に勝利を収めた。
前年覇者のロリー・マキロイ(北アイルランド)はトービヨン・オルセン(デンマーク)と対戦。13番まで2ダウンとしていたが、終盤の巻き返しで引き分けに持ち込むと、最終18番でオルセンがアプローチミスによりコンシード。マキロイが1アップで白星を飾った。
バッバ・ワトソンはパットン・キジール、アダム・スコット(オーストラリア)はトーマス・ピータース(ベルギー)を相手に引き分けとした。グループ内で世界ランク最上位の13位に立つ松山英樹は、54位のラファ・カブレラベロー(スペイン)に1ダウンで敗れ、黒星発進となった。
前年度優勝した、ローリー・マキロイは連覇があるのか!
予選ラウンド各組の上位1選手が決勝ラウンドへ進出する。2日目、松山は世界ランク45位のソレン・ケルドセン(デンマーク)と対戦する。
新1W投入の松山英樹 惜敗も「悪くはない」
それまで、淡々とプレーしていたラファ・カブレラベロー(スペイン)が右手で力強くガッツポーズを繰り出したのは、17番(パー3)で1アップとなるバーディパットを決めたとき。テキサス州にあるオースティンCCで行われた「WGCデルマッチプレー」初日、カブレラベローと対戦した松山英樹は、1ダウンで敗北した。
「自分が良いショットを打ったつもりでも、結果が思ったようにつながらなかった。悪くはない」
この日、松山はスリクソンの新1W(Z765プロトタイプ)を実戦投入した。ロフト表記は9.5度で、シャフトはUSTマミヤのATTAS G7(8TX)。松山が長年使っているZR-30以外の1Wを用いたのは、2015年1月の「ソニーオープン」まで遡る。
感触は「分かりません」と言葉を濁したが、12番では追い風に乗って367ydのビッグドライブを見せるなど、徐々にその手に馴染みつつあるようだ。「ショットに関しては良くなった。(前週の最終日とは)ぜんぜん雰囲気が違うし、良くなったなぁという感じ」。