松山英樹は7位 デイが完全優勝で第5のメジャー制す
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◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 最終日◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7215yd(パー72)
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首位から出たジェイソン・デイ(オーストラリア)が3バーディ、2ボギーの「71」でプレーし、通算15アンダーで逃げ切り今季3勝目を挙げた。4大メジャーに次ぐ“第5のメジャー”で初日から首位を守り抜く完全優勝。ツアー通算10勝とした。
前年度優勝者のリッキー・ファウラー選手からトロフィーを受け取るジェイソン・デイ選手
4打のリードで出ると前半で2ストローク落とした。バックナインで3バーディを重ね、粘る後続を突き放した。ウィニングパットを沈めると、笑顔を見せ両手でガッツポーズを作った。
2位にはケビン・チャッペルが通算11アンダーで続いた。3位はこの日のベスト「65」を出したジャスティン・トーマス、マット・クーチャー、ケン・デューク、コルト・ノストの4選手が通算10アンダーで並んだ。
4打差を追い2位から出た松山英樹は3バーディ、2ボギー1ダブルボギー「73」とし、通算9アンダー。最終組でデイと直接対決を演じたが、7位タイで終えた。今季5度目のトップ10入り(優勝1回)となった。
松山英樹、デイとの差を詰められず「不安が悪い方向に走った」
フロリダ州のTPCソーグラスで行われた米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」最終日。10アンダーの2位タイから出た松山英樹は3バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「73」とスコアを落とし、通算9アンダーの7位タイで“第5のメジャー”制覇を逃した。
「追いかける人間が、あれだけミスをしていたら話にならない」。結局デイとの差はスタートの4打よりも小さくなることがないままホールアウトした。今季5度目のトップ10入りが慰めになるはずもない。「うーん…うん、悔しいですね。2日目に下を向いて歩きすぎたので、きのう、きょうと、悪くても下を向かないように頑張って歩いたつもり。そこだけは評価したいと思います」。
3日目の難コンディションで見せた、ショットとパットの噛み合わせが肝心の最終日で発揮できなかった。「すべてに対して不安がちょっとずつあったのが、悪い方向に走った」。フェアウェイキープ6回、ストローク・ゲインド・パッティング「-0.489」は4日間でワーストの出来だった。
ゴルフチャンネル発信の松山英樹最終日のハイライトです。
親交の深いデイの前で失速したことも悔しい。「1打差、2打差での勝負だったら『良い選手だな』と思ってもらえたと思うんですけど…仕方ないですね」。2週間のオフを経て、次の出場試合は「ザ・メモリアルトーナメント」。2年前に米ツアー初優勝を飾った大会だ。「(前週のウェルズファーゴ選手権から)この2週でショットのフィーリングが良くなったところが増えてきた。悪いときにどう“幅”に収めるか。頑張って練習したい」。