松山英樹参戦の2017 全米オープン 2日目



 

「最高です」優勝戦線浮上の松山英樹、パット開眼で7バーディ

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◇海外メジャー第2戦◇全米オープン 2日目(16日)◇エリンヒルズ(ウィスコンシン州)◇7845yd(パー72)
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「かなりうれしいラウンドになりましたね」。メジャー大会での自己ベストを更新する「65」で回った松山英樹は、こぼれるような笑みを浮かべた。7バーディ、ノーボギーで通算5アンダーへとスコアを伸ばし、首位と2打差の8位に浮上。普段は自分に厳しい世界4位も「最高ですね」と、素直に喜びを口にした。

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真っ青な空と広大な緑の平原に、松山の黄色いシャツが映える。この日、単独首位からスタートした同組のリッキー・ファウラーから、松山はすぐに主役の座を奪いとった。

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1番(パー5)は2打でグリーン手前まで運び、パターで寄せてバーディ発進。2番もアプローチを1m強に寄せて連続バーディ。4番は3mを沈め、この日の難易度1位の6番(249yd/パー3)では、現地のラジオ解説者が「Phenomenal! (驚異的)」と感嘆した5Iショットでピン手前4mにつけると、このパットも当然のようにカップへと流し込んだ。

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前日のホールアウト後、宮里優作の父・優氏にアドバイスをもらったパッティング。松山は「それを参考にして、すべてを受け入れるわけじゃなく、自分の中で試行錯誤しながらやった」という。

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前半を6アンダーで終えると、メジャー最少ストロークの「63」もちらついたが、後半は1バーディ。それでも、今週のベストスコアに並ぶ「65」に「パッティングが良くなった。そこが変わった。去年ぶり(昨年以来)くらいの感覚」と、日米通算4勝を荒稼ぎした時期を引き合いにした。

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パットが良ければ、ショットへのストレスも減る。「自分が嫌なシチュエーションならピンを狙わなくて良いっていう感覚になるし、それでも10m以内ならチャンスと思える。そういう意味ではパットが大事というのは分かる」と松山。「まだ、そこまで自信はないですけど」と付け加えたが、最終ホールまで継続した好感触は、週末に向けた大きな支えとなるはずだ。

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「良いプレーをしたら5、6アンダーで回れるって(初日に)口では言ったけど、回れなかったら『口だけかよ!』って言われるので、1度でも回れて良かった」と、冗談めかして笑った松山。

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松山英樹が「65」で8位に急浮上 宮里と小平も決勝へ

82位からスタートした松山英樹が7バーディ、ノーボギーとし、海外メジャーの自己ベストスコアを1打更新する「65」をマーク。通算5アンダーの8位タイに急浮上し、首位と2打差に迫って2年ぶりの決勝ラウンドに進んだ。

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松山は、フェアウェイを外したのは1ホールという高精度のショットで安定したスコアメーク。後半13番(パー3)では8mをねじ込むなどパットともかみ合い、ビッグスコアにつなげて初日の出遅れを取り戻した。

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前年覇者で世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンが4オーバーで姿を消す波乱。同2位のロリー・マキロイ(北アイルランド/5オーバー)、同3位のジェイソン・デイ(オーストラリア/10オーバー)も決勝に進めなかった。

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松山英樹が「65」で8位に急浮上 宮里と小平も決勝へ